アウトウニオン(RS4)
- 2016/04/14
- 17:20
- カテゴリ:お絵かき

さてお絵かき。
前々回:車体を描いた
前回:キャラを描いた
ということで完成編。
これが

こうじゃ

もともと反転するつもりで描いてました。模写元が右向きだったので。
それに前回の205と同じ向きになっちゃうしね。アングルは違うけど。
裏話は特にないんですけど、ただただ前回の205の反省という絵ですね。
とはいえ最近はずっと、どれだけ楽に形にするかばかりに腐心していたので、久しぶりにちゃんと描いたといえばそうなのかも。
ちゃんとリアルに描いたのはたぶん4ヶ月ぶりくらい。
シルバーの車というのは意外と難しいことが分かりました。元がソリッドカラーの写真だったもので、これを単にモノクロにしてもシルバーにはならないんだと気づいた。ソリッドカラーと同じように光沢を描くとただのグレーになってしまう。
光沢だけではなく反射も考えて描いてやらないとシルバーにはならないんですね。特に重要なのは黒色で、これを鋭く入れてやらないとまったく立体感が出ない。白にしても、「これは反射なのか、光沢なのか」とかを考えつつ描く。全体を白っぽくするだけじゃ駄目。
そんでこれをTwitterに上げたところ、ウケが非常に悪い。適当なウイスキーの写メとかのほうがよっぽど反応いい。
だからリアルなクルマは描きたくないんだ…
まぁ単純に未熟というだけですね。キャラと並べたときのクルマはしょせん小道具だから、キャラを引き立てる要素でなければいけない。
雑誌のグラビア風にしちゃうと陳腐なんですよね。そこは二次元キャラと描く時点で写真には敵わないのだから、どうしても凡庸な絵面になってしまう。
「クルマと小さいキャラ」を描くよりは、「キャラとクルマのいち部分」の方が魅力は増しそう。少なくとも第一印象は変わる。
でもどうせ描くなら全体図を描きたいんだよぉ。
車の魅力は一部分だけ描いても1/3に伝わらないんだよぉ。
労力に見合わないですけどね。
作業期間は2週間ほど。実時間は分からないけど50時間くらいかなぁ。
さっきも書いたように、ちゃんとリアル風に描いたのは4ヶ月ぶり。模写は205以来だから直近だけど、模写でリアルに描いたのは初めてかもしれないですね。無駄ではなかったですが、リアルに描くならトレスが一番です。輪郭だけでも。
そもそも「リアルに描こう」って言ってるのに模写の時点で矛盾してるんですよ。
色々と気付くことが多いです。
まずタイトルのアウトウニオンについてネタばらし。アウトウニオンはドイツ語です。
英語で言うとオートユニオン。訳して自動車連合ですね。
歴史の中で倒産したり復活したり買収されたりしてVW傘下で復活したアウトウニオンは、1985年に社名をアウディに変更し、レース等でも活躍しています。
そんなアウディが1994年~2001年まで生産していた一般的なステーションワゴン、Audi A4。
すでに十分パワフルな193PSの2.7L V6ターボエンジンを、Audi公式のチューナーであるクワトロ社が魔改造し、外観は大人しいながら385PSとほぼ倍にまでパワーアップ、それに伴いシャシーなどの強度も高められて販売されたのがこのRS4。
見た目はふつうのファミリーカーですが、決して煽ってはいけません。クッソ速いです。
ちなみにお値段は960万円。普通に高級車です。
ベース車のA4(1994)は450万ほどなので、RS4はA4の倍以上もする。見た目はほとんど同じなのに。それならもっと高級感あるクルマ買うんじゃ…
実はRSシリーズの中ではこのRS4が一番大人しいんですよね。もう最近は後継のRS4で450PS、RS6に至ってはV10エンジンを積んで580PSとか完全に頭のおかしい数値になっちゃってるので、アウディの「RS」の文字が見えたら大人しくすることをオススメします。
これで見た目が普通なんだから、スーパーカーよりたちが悪い。
そんな感じ。
もうリアル絵は描かないぞ。
ではまた。
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