はい。
突然ですが資料集めに協力させていただいた
無縁単車墓地群 閑話休題 ギア比で見てみる(250cc編)の記事がアップされたようですので宣伝をば。
隆盛を極めた時代を代表する(時には代表しない)250ccクラス
90車種のギア比が一堂に会するという
奇跡のバカさ加減。
喪主様、執筆ご苦労さまです。
あと
COBRAだけは許さない絶対にだ
型式であるGJ73AだとGSX-R250しか出ず、正式な車名であるGSX-R250Sだとカタナ、ペットネームのCOBRAだとシェルビーのクルマ、SUZUKI CobraだとT500というビンテージバイクしかヒットしないという嫌がらせに遭いました。
おそらく世界中のネット上のどこにもCOBRAのギア比は記載されてなかったのだと思います。史上初ですよ史上初。
結局ろりつねさんは力及ばずですた。
さて前回からの続き。
その1(
GSX-R1100さんのクラッチが滑る)
その2(
GSX-R1100さんのクラッチをバラす)
というわけで3回め。
~あらすじ~

クラッチが滑る でも金はない

自分でやるっきゃない

でも工具がないので買う

博打でポチったRF900R用のFCCのクラッチがGSX-R1100に適合するやつで機運が高まる

クラッチカバー開けたら惨劇だった
~あらすじここまで~
(別にDVDは関係ない)
クラッチプレートとフリクションプレートがそれぞれ10枚。

こうやって
交換作業中にもフリクションプレートの摩擦材がポロポロ落ちてゆく始末。
思い出じゃねぇんだから。

折角なので比べてみましょう。

↑こちらがまぁ見ての通り古い方。 ↑FCCの新品。
旧:47.2mm
新:47.6mm
摩擦材の剥離が影響のないよう計測したつもりです。
0.4ミリとはいえ、クラッチを動作させたときでも10枚+10枚の20枚で2ミリ程度しか動かないことを考えると、20%の摩耗というのはすごく大きいです。(ちなみに1枚ずつの計測はノギスじゃ不可能です)
プレートが薄くなった事自体はそれほど影響ないのでしょうが、なんにせよ寿命ですね。
というわけで交換―――の前に、もうひと作業。

クラッチハウジングのお手入れ。
剥離した摩擦材が細切れになってハウジングにはりついてますね。
ハウジングも摩耗して段付きになってたらちょっと嫌でしたが、見た目にすこしスジがあるくらいで触診では問題なし。

なので内部のスリットのバリを除去します。あんまり意味ないけど。
さてやっと組み付け。

新品のクラッチをそのままつけると潤滑がなくて焼けるので、オイルに浸す。

つける。
古いガスケットは事前に除去しといて

GSF1200のガスケット
あとは組むだけ。
ひとつもGSX-R1100用の部品つかってない。
性格がねじ曲がってるな フロンティア精神に溢れてますね
そしたらオイルフィルターも交換しましょうね~

出ないっていう。
果てしなくめんどい。
オイルパンから伸びてるオイルクーラーの継ぎ手みたいなやつ外さなきゃいけないし、エキパイとか出来れば外したくないよぉ。
さすがにノーマルだったらすんなり取れるのでしょうね。
地味にウチのGSX-R1100さんチタンエキパイついてますからね。

やるしかないんですけどね。
いやだなーボルト折れるなよー
ギッ…ギギギッ…
嫌な予感しかしない
困ったときの神頼みや!ラスペネをシュッと。

流れ変わったな
赦されました。ラスペネさんパネェ

無事クラッチ板、オイルフィルターも交換したので
次回はオイルを入れて始動試験します。

ではまた。
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